最近ではよく、日本酒の蔵元が発酵タンクの横に大型のスピーカーを置いて、音楽を聞かせたりして
発酵を促進する方法を取る蔵元もあります。
一般的にはモーツァルトの音楽が人間の脳内のアルファ派を刺激してリラックスするということだそうですが、こちらは音楽の内容ではなく音の振動。
この音の振動が効果があるそうで、人間にも大きな影響があることがわかっています。
この日本酒の発酵タンクの横に置いて酵母に響かせる音の振動のことをなんというでしょうか?
それは
「ボディソニック」といいます。
音の振動を酵母に与えることで酵母の活動を抑制させるとか・・・音楽の内容ではなく、音の振動
だそうです。
ちなみに、岐阜県飛騨古川の蓬莱醸造元の渡辺酒造店は発酵途中のモロミになんと「漫才」を聞かせています。漫才から聞こえてくる「笑い声」を聞かせているのです。
笑いは人間の健康にいいといわれています。人間にもいいのなら、酵母にもいいはず。渡辺酒造店の蔵に行くと吉本新喜劇の漫才が蔵の中から聞こえてくるんです。
笑いで育った酵母が、どういう酒を醸してくれるのか?
夢がありますよね。